9月6日の大きな地震から1ヶ月たちました。 牧場は震源地から40キロメートル離れていて、震度は5でした。 激しい揺れの後、5分くらいで停電しました。
前日に、21号台風で午前2時から5時半まで停電していたので、「またか」と思いながら外を見ると、前日と違って見渡す限りすべての明かりが消えていました。
牛舎の様子を見に行って、被害があまりないのを確認した後、家に戻る途中夜空を見上げると、すばらしい星空。街灯などに邪魔されずに天の川までくっきり見えました。
とは言え、どうやら昨日とは比べ物にならない規模の停電のようですので、搾乳と牛乳の冷却のための電源を確保しなければならないので、農場の畑作部門で作物の乾燥のために所有している発電機を運んできて、電気工事業者に配線してもらい、いつもどおりに搾乳などの作業をしました。 牛は地震でゆれるたびに、走り出したりそわそわしていましたが、何とか無事に作業完了。
ニュースで電気の完全復旧まで1週間くらいかかるといっていたので、長期戦を覚悟しましたが、午後2時には電気が復旧。発電機は復旧の遅れている地区の牧場へ貸し出し。
電話のつながりが悪く、仕事の連絡が困難でしたが、日ごろからそれなりに孤立しても大丈夫なように用意しているので、平気でした。
ただ、秋の農繁期を直撃した天災でしたので、猛烈に忙しくなり、体力的に大変でした。幸いにも好天が続いたので農作業はスムーズに進み、遅れを取り戻すことが出来ています。
今回の台風と地震は北海道全域に影響が出ましたが、震源地と一部の地域以外は元気を取り戻しました。 どうぞ安心して北海道の食と観光を楽しんでください。
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